あなたを好きになってもいいですか?―初恋物語―
……受け取ってもらえなかった

私はがくっと肩の力が抜けると、壁に寄りかかった

私になりに勇気を出したつもりだったのに、な

やっぱり霧島君は、三崎さんと付き合ってるのかな?

付き合ってるから、彼女以外の人からは貰わないって決めているとか

そしたら、私からのプレゼントなんて迷惑だったよね

「でも…一歩前進だよね。私にしたら」

私は泣きだしそうになる自分自身を元気づけるために、口に出してみる

ずっと好きだった

見ているだけで、話しかけることもできなくて…遠くから見つめているだけ満足だった

その私が、霧島君にプレゼントを渡そうと決意するなんて

大きな変化だよね

大きな進歩だよね

T大合格にしか目標がなかった私だけど、ちょっとだけ変わった気がする

T大に合格したら、私…告白してみようと思う

霧島君に「好き」って気持ちはぶつけてみようと思うんだ

付き合えなくていい

ただ気持ちを言いたいだけ

私の気持ちを、霧島君に伝えたい

結果はわかってるけど、目に見えている結末だけど、いいの

高校卒業とともに、私は霧島君への気持ちに整理をつけないといけない気がするから
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