あなたを好きになってもいいですか?―初恋物語―
T大に合格したら……告白をしよう、霧島君に
呪文のように何度も言い聞かせて、私は受験に挑んだ
大学は無事に合格
両親も、学校の先生たちも、予備校の先生たちも凄くすごく喜んでくれた
「よくやった」と誰もが肩を叩いて、笑顔を見せてくれた
まわりの大人たちに期待されることが、辛くてストレスから胃痛と悩む時期もあったけど
なんとか乗り切れた自分が今いることに、少し信じられない
合格したら…告白
いざ、告白しようと思うと、心が折れそうになる
やっぱり辞めようかな?なんて思ってしまう自分がいたり
だから手紙を書いたの
学校で、霧島君を呼びとめて告白
そんなドラマみたいなワンシーンを私ができるはずないのはわかってる
次に会うのは卒業式
人気者の霧島君のことだから、きっと友人たちに引っ張りだこになっているはずだから
私が呼びとめられるはずもない
無理、絶対にできない
ただ大勢の人たちに飲み込まれて、遠くから霧島君を見ているしかできないのはわかってるから
呪文のように何度も言い聞かせて、私は受験に挑んだ
大学は無事に合格
両親も、学校の先生たちも、予備校の先生たちも凄くすごく喜んでくれた
「よくやった」と誰もが肩を叩いて、笑顔を見せてくれた
まわりの大人たちに期待されることが、辛くてストレスから胃痛と悩む時期もあったけど
なんとか乗り切れた自分が今いることに、少し信じられない
合格したら…告白
いざ、告白しようと思うと、心が折れそうになる
やっぱり辞めようかな?なんて思ってしまう自分がいたり
だから手紙を書いたの
学校で、霧島君を呼びとめて告白
そんなドラマみたいなワンシーンを私ができるはずないのはわかってる
次に会うのは卒業式
人気者の霧島君のことだから、きっと友人たちに引っ張りだこになっているはずだから
私が呼びとめられるはずもない
無理、絶対にできない
ただ大勢の人たちに飲み込まれて、遠くから霧島君を見ているしかできないのはわかってるから