クズレタ果実【完】
「いつか必ず――…これ以上は、今は止めときましょう。じゃあ、妻にも言っときますから、2人でいつでも遊びに来て下さい」



「…ありがとうございます」



「遠慮せず、我が家だと思って過ごしてね」



帰って行く桃哉さんは、疑問だけを残し、帰ってしまった。

冴嶌を見れば、何事もなかったように、お寿司の出前を頼んでる。

「特上」なんて、今の私の胃袋には、何が入っても一緒。
< 147 / 320 >

この作品をシェア

pagetop