【完】愛の価値





「伊月!開けなさいよ!」



女の人の声がする。



「うっせぇ。誰が開けるか。」


「窓割るわよ?」


「恐ろしいこというんじゃねぇよ。」


「伊月…誰なの?」


私は恐る恐る聞く。


「あぁ、俺の姉貴。ほら、前にフランスに留学しているって言った…」


ガツッ!!


パリーン!



「「え…?」」




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