【完】愛の価値









「この窓結構もろいのね。」


ふぅ…と額の汗を拭う女の人。



「もろくねぇよ!姉貴が強すぎるだけだろーが。」


「まぁ伊月ったら。それは当然のことよ!」


「なに自画自賛してんだよ!!つーかガラス代弁償しろよ。」



「あら?この子は?」



「なに話をすり替えて…あ?釘宮美途。俺の彼女だよ。」



「は?まさか同居してるの?信じられない!」



「伊月、あんたは欠点なしの完璧な男なんだからもっと上を目指しなさいよ。」


え…なにこの姉。


しかも弟にそんなこと言うトカ…


ブラコンめ!!





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