君と見上げた空【完】
「ゴメン。重いよね」


「全然軽い」


空はやっぱり優しい。私のことを普通に
扱ってくれる。





「家着いたけど入って良い?」



もう着いたんだ。



「良いけど……もしかしたらお母さん
 居るかもしれない」



今日はさすがに男の人のところに行かない
と思うし。



「蝶のお母さん!?見てみたいな」


家の事情を知っているのに、明るく振舞って
私に元気をくれる。ホントに優しい。



「お邪魔します」


「ただいま」


そう言って中へ入った。鍵が開いてたから
お母さんは多分いる。



「蝶の部屋ってどこ?」



「二階の右側の部屋」


私はざっくりと説明した。


「了解」


そう言って空は階段を上り始めた。







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