君と見上げた空【完】
「じゃあ、私帰……」


お母さんがそう言いかけた時、私は思
わず……


「うわぁーん…ぐすっ……お…かっ…
 さん……」


泣き出してしまった。



「蝶!?」



お母さんは私に気付いたみたいで、
お母さんがこっちに近づいてきた。


「蝶、いつから…」



「わ…たしっ…勘ち……がいしてっ…た」


「えっ?」


「お…母さ…んに…嫌われて…ると…思った」


「蝶……ごめんね。蝶の幸せを分かって
 あげられなくてごめんね」



「うぅ…ひっく」


「蝶、ダメダメなお母さんだけど、
 もう一度家族をやり直していいかなぁ。
 二人で、もう一度……」


「そん…なのっ…良いに決まってるじゃん!!」



「蝶っ!!蝶大好きっ」


お母さんはそう言って私を抱きしめてきた。
久々の家族の温もりに安心した。


「私もっ」










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