電界妖怪 〜マカフシギ〜 ②
「確かにそうだけど、私も言語なんて持ってない。でも、こうして智美ちゃんと話すことができる。それだけできっと奇跡の妖怪なんじゃない?」
ニーも詳しくは知らない。でも、ニーがしゃべれることってすごく貴重なのかも。
「もしかしたら、交通事故の影響かな?」
ふと、私は口にした。
「どうして?」
「ほら、私、小さい頃さ急に道路に飛び出して直進してきたトラックにひかれそうになったあの話、覚えてる?」
「うん。」
私が言ったあと、ニーは言った。
「あの時、電界が見えた時はすごく楽しい場所って思って。そしたら、電界チョウチョウとか見えて、道路側に飛んで行ったときトラックなんて見えなかった。当時の電界は現実の動くものは消えてしまうから、トラックなんて見えなかった。その時、電界猫が助けてくれた。それがニーだったよね」
ニーも詳しくは知らない。でも、ニーがしゃべれることってすごく貴重なのかも。
「もしかしたら、交通事故の影響かな?」
ふと、私は口にした。
「どうして?」
「ほら、私、小さい頃さ急に道路に飛び出して直進してきたトラックにひかれそうになったあの話、覚えてる?」
「うん。」
私が言ったあと、ニーは言った。
「あの時、電界が見えた時はすごく楽しい場所って思って。そしたら、電界チョウチョウとか見えて、道路側に飛んで行ったときトラックなんて見えなかった。当時の電界は現実の動くものは消えてしまうから、トラックなんて見えなかった。その時、電界猫が助けてくれた。それがニーだったよね」