親友ときどき上司~熱風注意報~
「冗談だろ?あんたら社内有名カップルじゃん。うちの会社の人間ですら知ってるよ。」
「冗談も何も事実だから残念なんじゃない。瑞希はロクデナシ男ばかり好きになっちゃうんだから。」
荘司と瑞希の関係を誤解している隼人は、何を言っても鼻で笑う。
そもそも最初から上手くいかない誤解があった事に、今更気付く。
隼人がその上で瑞希に近付いた事にも―――
「ロクデナシ君、今夜からアタシが瑞希を面倒見るから、都合の良い他の女を当たりなさい。今後、瑞希の事を喋ったら…職権乱用しちゃう?色々、都合悪い事出てくると思うけど?」
ああ。荘司は知っていたんだ。毎回、渋い顔していたもんね。
それでも、黙って見守っていたのは、私が隼人を好きだったから。
「…そんな女いらないしっ!」
「じゃ、遠慮なくアタシが貰っとくわ。」