最愛〜最高の涙を君と…〜






「はははっ、ひでー嫌われようだな颯っ!あーおもしれ」






なんかおかしいこと
言ったっけ?
なおも笑い続ける大輝さん。



「お前こんな嫌われるほどなにしたわけ?ははっ」

「…知らないよ」

「普通の女だったら颯に送ってもらえるってなると泣いて喜ぶのにな。あーおもしれー…」



そんなものかな?
泣いてはきっと言い過ぎでしょ。


確かに颯はかっこいいけど。
あたしの、ファーストキスを
奪った最低変態エロ魔神だ。



「大輝笑いすぎだから」



自分が笑われてるにも関わらず
無表情のまま。

不意に颯と目があった。






「あんた、危なっかしいんだよね」

「え、」



着替えてくる。
そう言って颯は店の奥へ。




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