最愛〜最高の涙を君と…〜







「じゃあ夏帆、また明日ね」




夏帆に忙しなく別れを告げ
急いで教室を飛び出した。








「おっ、早瀬!良いところに~♪」






教室を出てすぐ担任の
池田直哉があたしを見て
ニヤニヤと笑った。




「な、なんですか?」




あぁ、すごく嫌な予感。




「これ、資料室まで運んどいて♪」




そう言ってあたしに
プリントを渡して去っていった。






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