輝龍~戦う理由~
 冗談で巧茉は言ったのにな・・・どうもこのての事になるとな。


 巧茉は変に俺に近づかないし、つっこんだりしない。
だからこいつとだけは話したり一緒にいれる。




「なぁ僚、今日の放課後ちょっと付き合ってくんね?」

「・・・・・少しなら」

「よし、放課後ここに迎えにくるからさ。俺は保健室行ってくる」

「ん」




 俺もねみぃし屋上でも行くか。

 席から立って、教室から出て屋上に向かう。




「おい佐伯!!!」

「あ?」




 名前を呼ばれて振り向くと、数人の男が立っていた。




「佐伯、お前俺らの仲間になんねぇか」

「断る」

「話は最後まで聞けよ。うちの総長がよ、お前が欲しいらしいんだよ」

「だから」

「こうして俺らが直々にスカウトしに来たんだよ」

「・・・・誰も頼んでねぇし、興味ねぇから」




 男を交わして歩き始める。
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