はらり一枚、一滴
銀杏並木
帰路の途中、目に入ったのは銀杏並木。


道。


の両側にきちんと整頓され並んでいる。


その間に、金色の銀杏の葉がカサカサとふんわり、絨毯の様に敷き詰められていた。


このまっすぐに細い道はどこまでも続いて、見える一番遠くは一つの点に見える。


へぇ、こんな道があったのか…。たまには違う道を通るのも悪くないな。



銀杏…か。


懐かしいな。
とって帰ろうかな?



僕は銀杏を拾うと、思い出も一緒にビニール袋に詰め込んでから、ポケットに放り込んだ。
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