狼君逹のお姫様【完】
「ッチ…彼氏持ちかよ…。」


男の人はそう言うと去って行った。


何だったんだろ?


「大丈夫?柚衣ちゃん?何もされてない?」


南乙はいつもの声でいつもの笑顔でいる。


「うん!南乙が助けてくれたから大丈夫だよ?それより…さっきの南乙は一体何!?」


「そっか♪なら良かった!さっきのって…何の事?」


南乙は知らん顔をして言う。
怪しいー!!


「柚衣…?こんな所で何してるの?」


話し掛けて来たのは私の従兄の埋納《マイナ》(20)埋納は私のお兄ちゃん的存在♪


何で埋納が?



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