狼君逹のお姫様【完】
「柚衣…その首の所に…まさか…和多にやられたんじゃねぇだろうな!?」


そこまで解るとか!!
さすが冴だなぁ!


「うん…鴇谷君にき、きキスと何か…首筋を…舐められた…あ、後…なぐら…れた…。」


私がそう言うと、冴はもの凄い殺気を出して怒っていた。

な、何で…?


「あの…野郎…もう一発殴っといたら…。」


こ、怖いよ!!
冴…。


「わ、私は大丈夫だから!」


まぁ…殺されかけたけど…。


「大丈夫…じゃねぇだろ?、寮に帰ったらお仕置きだ…。」


冴はそうニヤッと意地悪そう笑いなから言った。



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