その唇で酔わせて
オーダーを取ると、いつでも彼はにこりとその綺麗な顔で微笑むだけ。



あなたは知らないでしょう。


私があなたの一挙一動で、こんなにも胸を高鳴らせているなんて──。







でもそれでいいんだ。


手の届かない彼は、憧れの存在がちょうどいい。



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