恋愛温度(番外編も完結しました)

「私は和司のとこが、これに関わってると見たね。


  前に言ったよね、ちゃんと調べろ的なこと」


「うん。」


「まあ、聞かないって約束らしいから、

 あんたが、直接は聞けないだろうけど、

 あいつの仕事、普通じゃないよ。


 小さい会社とはいえ、部下を課長にねじ込むとか、

 絶対お金が動いてそうじゃない?


 ひと騒動あってからの吸収合併の話。


 この会社いたら、結花は、

 正論かざして相手の会社乗り込みそうだよね。」

「まさかそこまではしないよ。」

「とにかく、結花が暇なら調べてみない?」

そう言ってみかんが手渡したのは関連書類を一式。

「わかった。」



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