恋愛温度(番外編も完結しました)
みかんが、会社に戻ったあとも、

しばらくカフェに座ったままでいた。


さて、どうしようか?

和司には、

「嘘はつかないから聞かなでくれ」

と言われただけで、

別に、調べるなとも、疑うなとも言われていない。


会社のことを調べるだけなら、

道理を外れたりしていない。


ちらりと茶色の紙封筒を覗いてから、


「見てみないことには、決められないか?」


一人つぶやき、

カフェをあとにした。


部屋に持ち込むのはまずいかも、

調べるにしても、履歴は残したくないし、

私はその足でネットカフェを探した。
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