恋愛温度(番外編も完結しました)

そして10ヶ月後

父と母は俺を手に入れたのだ。


まるで、本当に母のお腹から生まれたように、

普通に両親の籍に入り名付けられ、

祝福され

幸せな両親の元

普通に望まれて生まれた子供のように、

愛情をいっぱい浴びて育てられた。



俺は確かに父の血を受け継ぎ、

母は自分から生まれた子と信じ。

まさに、

しあわせの家族だっただろう。

偽りではあったが…







あの日が来るまで、



誰もがこの幸せが壊れることなどないと

思っていた。




ただひとり、

自分の腹で育てた宝物を奪われた女を除いては。






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