恋愛温度(番外編も完結しました)

「あの時失恋したって言ってた。」


「うん、結構好きだったし、

 結婚してもいいかとも思ってた。

 でも、無理だろう?

 心の一部が一人の女の子が占めている男が結婚なんて、

 だから、潮時だったんだと思う。」


 和司はクスッと笑った。


「奇跡だと思ったよ。

 目の前に結花がいるんだから。

 当時お前に調査をしてくれてた仲間がわざと

 あそこを選んだんだ。


 あの時自分の行動止められなかった。

 お前があいつに振られていたことも

 知ってた。

 今思えば

 運命って糸で結ばれていたのかもしれないと

 さえ思えたんだ。」







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