夏の日差しと狼のいろ。


おそるおそる、ドアに手をかけた。


―ガチャリ。


「…?」

ドアが開かない。


どうやら珍しく鍵がかかっているようだった。


ツキはどうしていいかわからず、家の前をうろうろした。


そして、

「ウルー?ツキだよ、開けて!」


大きな声で呼びかけ、ドアをどんどん叩いた。


返答はなかったが何かが中で動いた気がした。

ツキはもう一度叫んだ。


「ウルー、あけて、風邪ひいちゃう」


ツキは呼びかけてしばらくするとカチャリと鍵が開いた。



それと同時にツキはドアを勢いよく開けた。


そしてーー
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