幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
「はぁ………」


……?なんか。

とても暗い雰囲気な気がしたが、とりあえず「早く出ていけ」という念を送り続けた。



(それにしても……)


長い髪が濡れ、普段とは比べものにならないくらい美しい。


引き締まった肉体も、更に彼の美貌を強調していた。



(な、何を考えているんだ?僕は……!!)

自分の頬をペチペチと叩く。



(見るな!あいつが去るまで振り返るな!僕!)





「……小野寺姫…か」



「へ!?」


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