幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~

「…自由?」

小野寺は眉間に皺を寄せた。
それを見て悠は頷く。



「ああ。歴史の改ざんについてだけど、姫はもう過去の歴史を知る必要はないと俺は思うんだ」


「………何故?」


「今現在、すでに多くの改ざんが起きていて、未来で大きな変化も起きている」



悠によると、まず、姫というイレギュラーな存在が幕末に行ったという時点で、歴史は変わっているらしい。





「もう学校で習う日本史の授業はアテにならない。過去の世界でも同じだ」




ちなみに、歴史のズレは時が経てば経つほど大きくなるんだ。と悠は付け足した。






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