幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
「……姫」




土方は、笑った。

そっと、小野寺の涙を拭く。




「ひじか………」

























   「ありがとう」


















その手は、重力に従って、落ちた。


「ひじ………っ」





彼の表情はあまりにも柔らかくて、


「歳三……さん……!」



あまりにも美しくて、




「……だいす……き…」



あまりにも儚くて、





「……ずっと、…ずっと…!」



あまりにも、凛々しくて。

















「愛してる」




















あまりにも、愛おしかった。






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