君の左手



「ここ来るの久しぶりだなー」



「だな。
半年ぶりくらいか?」




「………………」




聞こえてきたこえは男だった





そいつらはまだ私たちに気付いていない





ーーーヒョコッ




芽衣がそいつらを見るように


顔を壁から出した






すると………






「キャー!!」




……私の耳元で奇声を発しやがった






「うるせーよ
いきなりなんだよ」

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