スイーツな関係
「あ、智紀さん」


ベッドがきしむ音をたてて若干沈む。
見ると遥人がベッドの端に腰を掛けていた。
そして片方の眉を上げて、一瞬楽しそうな笑みが浮かぶ。


どうして……?


思った瞬間、シーツがはらりと外されていた。


「あっ!」


思わず漏らしてしまった声に、電話の向こうの智紀さんの怪訝そうな声がする。


『麗香さん? 今どこに?』


背後から両手で胸を包み込まれ、シーツでこすれ敏感になった頂を指で弄ぶ遥人。
声を抑えるのが精一杯で、智紀さんの返事が出来ない。


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