スイーツな関係
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俺が貸したワイシャツを着た麗香は色香を漂わせていた。


「麗香? 頭を振ってどうしたんだい?」


リビングから廊下にいる私を遥人は声をかける。


「う、ううん。なんでもないの」
「何か飲む?」
「ううん。いらない」
「じゃあ寝ようか」
「はい……」


彼女の手を握り、寝室へ案内した。


「麗香」


先に寝室に足を踏み入れた麗香の細い腰を後ろから抱きしめた。



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