好きなんて言ってあげない。
泣きそうに、なる。
だけど、いつも誰かに問われるこの質問に、いつもこうやって答える彼を、
何度も見てきた。
そのたびに泣きそうだった。
だから、もう、慣れた。
『まじ?そんなに仲良さげなのに?なんで?』
『俺は大好きなんだけどねー』
ほら、そうやって。
簡単に冗談にするんでしょ。
どう見ても嬉しそうな女の子達を見て、羨ましくなる。
彼女達は、新の恋愛対象に入ってるのかな。
興味津々のチャラ男さん。
コソコソ話する女の子達。
そしていつも通りに笑う新。
あたしだけ、1人落ち込んでいるなんて誰も気づかない。