好きなんて言ってあげない。





『ハギと何話してたの?』


「ハギ?」


『うん、萩原〈ハギワラ〉ね。話してただろ?』


「いや、特になにも…」




てゆうか、萩原くんっていうのか、あの人。




それよりも、あたし達が話していたことに新が気づいてたことに驚く。




ずっとチャラ男さん達と話してたみたいだったのに。




『…ふーん』




新がつまらなそうに伏せ目がちになる。




それ、さっきの女の子みたい。




「新は?何話してたの?」




あたしがそう聞くと、新は少しムッとした。変だなあ。




『…アイツが、珠奈のこと狙ってもいい?とか聞いてきた』



「チャラ男さん?あの人暇なんだね」




あたしがまたドン引きしていると、新はさらにムッと眉間にシワを寄せた。




訳わかんない。




『だから必死でやめさせといたんだよ』


「あー、ありがと?」




お礼を言うとムッとしていた顔が少し緩くなる。




でもなぜか機嫌は悪そうだ。





< 13 / 18 >

この作品をシェア

pagetop