旦那様は芸能人~そして、初恋の人~【完】
「お前はよく口を尖らすな?期待してんのかと思う」



「…んー、してなくはないよ」



青春時代にはなかった事だから。

この歳でがっつくのは嫌だけど。

わざと唇を尖らすと、恵央斗は私から目を逸らしてリモコンを握って知らんぷり。

不意討ちを狙ってるんだな、この男は。

…よし、隙を与えるのは止めよう。

私は変な意気込みを入れ、絨毯に落ちてた糸屑を拾った。
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