旦那様は芸能人~そして、初恋の人~【完】
あっという間に餌食となった私は、思う存分、恵央斗に骨抜きにされてしまった。

どこにあんな体力があるのか。

ダンスとは違うというのに。



「さては昔、タラシだったな!」



「…どうだろうな」



「何、それ」



意味深に言って、恵央斗は背を向けて寝てしまった。

私は下着とジャージをかき集め、自室で寝る事に。

冗談を言う人だけど、今のは明らかに冗談ではなかった。

しかも、タラシを肯定してるわはわからないけど、何か隠してる。
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