旦那様は芸能人~そして、初恋の人~【完】
ーーバンッ



「悔しい気持ち、他に向けたら?
悔しいなら、もっと上達する為に頑張ったらどう」



「…はい…」



デーブルを叩き、俯くリサを注目させながら言って、私はデスクチェアに腰掛けた。



「アリスさん、テレビへ本当に出るつもりですか?」



「沢井さんが探しに行っちゃったし、出ますよ」



秋月さんは本当に私が仕返しをすると思ってるのか、不安そうに見ている。
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