旦那様は芸能人~そして、初恋の人~【完】
ママの葬儀で良くしてくれて、私は風間恵央斗という4才上とある約束をしたのは覚えてる。

泣いてた私を泣き止まそうと、“結婚しよう”なんて。

当時9才だった彼なりの、幼稚園児への子供騙し。

なのに親の手により、現実になるなんて。



「私、仕事に戻るから」



「アリス。話を承けれるか?」



「パパが良いなら。私は、誰が旦那になろうとどうでも良い」



私は窓から家を出て、中庭から職場となる幼稚舎に戻った。
< 3 / 386 >

この作品をシェア

pagetop