「ああ。他の運転手を雇えばいいから大丈夫だ。代わりの人間ならいくらでもいる」


 俺も頷き、その日、藤井を乗せた後、帰宅した。


 そしてパソコンで辞職願を打つ。


 今は手書きなどしない。


 全部ワープロ打ちである。


 そして印字し終わった後、折りたたんで封筒に入れた。


 近日中に藤井の事務所に郵送するつもりでいる。


 追ってパソコンで履歴書を作成し、プリンターでプリントアウトした。


 書類用のフォルダーに入れる。


 明日、ハローワークに行くつもりだ。
 

 多少しんどいのだが、ここを堪えないと、人は生きていけない。


 確かに条件は悪いだろうと思う。


 資格はもちろんだが、俺も能力という能力は持ち合わせてない。
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