そばにいたい。





「はぃ、わかりました。じゃぁ、悠莉ちゃんと玲菜ちゃんは熱を測ってね」

「はい」

そういわれ、俺等はぞろぞろと受付から離れ椅子にすわった


「玲菜、熱はかれるか??」

「、ん…」

玲菜ちゃんは龍の問いかけに返事はしたものの、力が入らないみたいだ


「…俺が測っていいのか…??」

そんな玲菜ちゃんに龍がつぶやいた。

たしかに、抵抗はあるね(笑)

結局、玲菜ちゃんのは龍がはかっていた


悠莉ちゃんは俺のとなりにすわって自分で熱を測っていた

ピピッ

悠莉ちゃんの体温計が先になった


「何度だ??」

「…ぁ、えと、さんじゅう…」

さんじゅうで止まったまま言わない悠莉ちゃん。

俺はしびれを切らせて横から取り上げた
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