絶対にみちゃダメ!
 一族なら別にどんな人でもいいらしい。

 直系とか傍系とか色々この学校に来ているらしいから。

 この学校に集まるのは良家の子女と抜群な成績を誇る優秀な人材……ようするに、学校全体が東雲一族のお嫁さん・お婿さん候補生の集まりなんだ!


 ただ、気に入られてしまったら、基本的に拒んだりは出来ない。

 そんなことをできる人がいたら、たいしたモノだよ!

 変なヤツに好かれてしまったら大変なことになる。


 たとえば、虎みたいなヤツとか。


 でも、コイツは未来の東雲グループを背負って立つ男。

 見た感じ、信じられないし、東雲グループの行く末が不安になっちゃうけど。



 そんな事があっても、ここに入学したがる人は後を絶たない。

 それは、東雲一族の絶大な……関連企業の繁栄、各界における影響力が魅力だからだ。



 関連企業に就職するだけだってかなり有望。

 この学校から優先的に人材が登用されるわけで。

 ここを卒業すれば、将来安泰っていうのはその辺がある。




 ぶっちゃけ、あたしはそっちが目的だった。

 脱・貧乏!

 更にあたしには巨大な夢があった。

 そのためには、莫大なお金が必要。

 あたしは体一つでそれを手に入れるために、この学校の難関の編入試験に望んだんだから。



 まっていてね、お兄ちゃん!

 小町は立派になってみせます。

< 11 / 113 >

この作品をシェア

pagetop