絶対にみちゃダメ!
 なんなのよ一体!?

 どんな規模の誕生日会なの……。

 むせ返りそうなほど叩かれながら、あたしは不安を隠せなかった。





 虎はすぐに取り巻きの一人に呼ばれて、あたしの頭を撫でてから去っていった。

 ほぅとため息をこぼし、あたしはやっと肩から力を抜いた。

 どうしてこう、次から次へといろんなことが起きるんだろうか。





 背中に感じた不穏な雰囲気にあたしは我に返った。

 恐る恐る振り向くと、機嫌が悪そうな雅がいた。

「……だーれが小町をバカ虎の部屋なんかに行かせるか」

 ボソと男声で低くつぶやく声が聞こえる。


 ああ……。


 あたしは朝っぱらから心底疲れて、椅子の上にペタンと座りこんだ。






 そしていよいよ週末。

 あたしと雅は虎の誕生会へ行くことになった。

「正装しなきゃいけないね」

 雅がそんな風に言ったけど、貧乏な我が家にそんなお金はなーい!と思った。

 すると、親切?にも雅がドレスを用意してくれたのだった。

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