想 sougetu 月
背中を丸め、さらさらの綺麗な髪を掴んで斎は疲れたような表情を浮かべていた。
「斎?」
「ばか月子……」
「え?」
ばかと言われて、さっきの言葉をリフレインされる。
斎はイトコ同士は結婚出来ないと思ってるかと私に聞いてきた。
どうしてそんなことをわざわざ確認するのか疑問に思った瞬間、ふとあることが浮かぶ。
小さい時に聞いた話を私は今まで信じてきた。
もし、それが子供の勘違いだとしたら?
イトコ同士でも結婚できるとすれば?
「い……斎。……もしかしてイトコ同士って……結婚……出来る?」
「ああ」
短い斎の返答に血が下がっていく音が聞こえたような気がした。
改めて手に持っていた婚姻届を見れば証人欄に、斎のおじさんの名前と私の父親の名前が書かれており、印まで押してある。
両方とも斎が勝手に書いた文字ではないことがわかった。
「こ、これ……いつ書いてもらったの?」
「叔父さんには2週間前」
「2週間前?」
「ああ、俺の誕生日の前日電話して送て、届いたのは真ん中誕生日の次の日」
机に寄りかかり疲れた声で答える斎の言葉に、どんどん心拍数があがっていく。
「斎?」
「ばか月子……」
「え?」
ばかと言われて、さっきの言葉をリフレインされる。
斎はイトコ同士は結婚出来ないと思ってるかと私に聞いてきた。
どうしてそんなことをわざわざ確認するのか疑問に思った瞬間、ふとあることが浮かぶ。
小さい時に聞いた話を私は今まで信じてきた。
もし、それが子供の勘違いだとしたら?
イトコ同士でも結婚できるとすれば?
「い……斎。……もしかしてイトコ同士って……結婚……出来る?」
「ああ」
短い斎の返答に血が下がっていく音が聞こえたような気がした。
改めて手に持っていた婚姻届を見れば証人欄に、斎のおじさんの名前と私の父親の名前が書かれており、印まで押してある。
両方とも斎が勝手に書いた文字ではないことがわかった。
「こ、これ……いつ書いてもらったの?」
「叔父さんには2週間前」
「2週間前?」
「ああ、俺の誕生日の前日電話して送て、届いたのは真ん中誕生日の次の日」
机に寄りかかり疲れた声で答える斎の言葉に、どんどん心拍数があがっていく。