~文明開花 恋い焦がれ~ 序
確認を促したら、
鷹麻さんは頷いた。
「...そう。君はイロハでしょ?名前は」
逆に聞き返される。
「...はい、イロハです。
あの、それでなんで
私はここに?」
まずは現状確認だ!
「こっちが聞きたいんだけど。ていうか、君は何で
あんなとこで倒れてたの?」
あんなとこと言われても
昨日は確か、自分の部屋でグースカ寝てたはず…
「ココハドコ?」
「は?」
「いえ、何でもないです。
あんなとこってどこだったんすか?」