Beyond Your Imagination
有里くんと別れ、誰もいない教室へ。
緊張してるけど、意外と行動力あるんだなぁ…この子。
アヤノ「呼び出してごめんなさい…
私、井上綾乃です
あの…先に言いますけど…
私、さ、真田先輩が…好き、なんです…」
井上さんはそう顔を赤らめて。
…女子から見てもかわいい。
アキ「そ、そう」
アヤノ「あのっ、
さっき私の友達が言ってた事は気にしないで下さい!
ただ、好きなだけですから…」
私は反応に戸惑う。
別に良いよ、なんて嫌味だろうし…。
アキ「…井上さん
敬語じゃなくていいよ^^;
同じクラスなんだし」
アヤノ「あ…え…う、うん」
そういえば私、クラスメイトは有里くん以外まともに話した事が無かった。
この際、友人になるってのも…
いや、迷惑かな。