Beyond Your Imagination
†真田直獅side†
今日も専攻授業はバンド別だったはずだ。
となると、ずっと秋ちゃんと一緒って事だ。
あーヤベ。顔に出る。
…こんなに人を好きになったのなんて初めてなんじゃないか?
今まで何度か付き合った事はあるが、告白されたからっていう感じだった。
大事にしたい…彼女。
ナオシ「…!」
視聴覚室へ向かう途中、視界に入ったのは
人より頭1つ分大きな背…綺麗な顔立ち…
有里くんだ。
サツキ「!
さ、真田先輩」
ナオシ「今から専攻?
あれ?アキちゃんは?」
ちょっとたじろぐ有里くん。
サツキ「あぁ…
鎖部さんならもう行きましたよ…多分」
ナオシ「そうか
ありがとな!」
彼女の友人。
ついでに…幼馴染みの同志。
ナオシ「じゃあまた…」
俺は、彼をどう思うのだろう…。
さっきも言ったが、彼女の友人だ。
仲良くやっていけば、いいじゃないか。