空からのメッセージ〜最愛のキミへ〜


「…?」

「あの、またぶつかると危ないので、手繋ぎませんか? あっ! 嫌でしたらいいです!!」

「い、嫌な訳ないよ!!」

翔くんはホッとしたように笑うと、私の手を握り締めた。




□■□■




「イルカ可愛かったね♪」
「はいっ! ボールをあんなに器用にキャッチして凄かったです」

「うん! パフォーマンス良かった!」

「次はどこに行きたいですか?」

「うーん…悩むなぁ。あっ! 次はペンギンが見たいなっ!」

「ペンギンは…向こうのフロアですね」

「じゃあ、早く行こ!」




そうして、私と翔くんは空の色が変わるまで水族館で楽しんだ。



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