空からのメッセージ〜最愛のキミへ〜
「わぁ〜! キレイ!!」
水族館に着いた私と翔くんは熱帯魚コーナーにいた。
熱帯魚コーナーには鮮やかな色の魚達が優雅に泳いでいる。
光に反射して魚達が輝いているように見える。
「あれとか、先輩に似てます」
「えっ!? 私、あんな変な顔してる!?」
「変じゃないですよ、ほらかわいいですって!」
そう言う翔くんが指を指す魚はやっぱり変な魚だ。
かわいい、かなぁ…?
いまいち翔くんのかわいいが分からない。
「あっ、先輩! 今からイルカのショーがあるみたいです!」
「ホントっ!? 見たい!」
「じゃあ、行きましょうか」
――ドンッ
「キャッ」
人が多くなってきたせいか、私はぶつかってしまった。
「先輩っ! 大丈夫ですか!?」
「うん、平気」
「…先輩、えっと…」