空からのメッセージ〜最愛のキミへ〜



「わぁ〜! キレイ!!」

水族館に着いた私と翔くんは熱帯魚コーナーにいた。
熱帯魚コーナーには鮮やかな色の魚達が優雅に泳いでいる。

光に反射して魚達が輝いているように見える。


「あれとか、先輩に似てます」

「えっ!? 私、あんな変な顔してる!?」

「変じゃないですよ、ほらかわいいですって!」


そう言う翔くんが指を指す魚はやっぱり変な魚だ。

かわいい、かなぁ…?


いまいち翔くんのかわいいが分からない。


「あっ、先輩! 今からイルカのショーがあるみたいです!」

「ホントっ!? 見たい!」
「じゃあ、行きましょうか」


――ドンッ

「キャッ」

人が多くなってきたせいか、私はぶつかってしまった。

「先輩っ! 大丈夫ですか!?」

「うん、平気」

「…先輩、えっと…」



< 11 / 60 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop