気合いの華
「コイツなぁ、片岡と2人で隣の中学潰しに行ったんだぜ?」

へ?

「しかもヤンキーをとりあえずぶっ飛ばしてたら狭川がよ、間違って教師ぶん殴ってコイツ1回鑑別行ったんだぜ?」


「さ、狭川先輩ってそんなに強かったんすか?」

「俺と片岡は冴島くんが来るまで負けなしだったんだぜ?」


「あんまその話しすんなよ。冴島くんとの喧嘩は思い出したくねぇしよ…」

「なんでだよ?」

「冴島くんにはわかんねぇかも知れねぇよ…敗北ってのがどうゆう事かをよ…」

「あ?喧嘩売ってんじゃねぇよ!」

「冴島くん…今日放課後開けてくんない?」

「おいおい、まさか片岡…」

「わかった、それなりの腹くくって来いよ!」







「なぁ、あれって放課後冴島くんと片岡が喧嘩するって事だよな?」

「そうだろうね!あれから気まずくてみんなすぐに解散してたし…」

「俺達はクラスじゃなんか浮いてるみてぇだし。」

「ごめんね、俺のせいで…」

「は?むしろ感謝してるっつーの!俺達も本格的にヤンキー目指しちゃうか♪」

「それも良いかもね…」


教室では俺とルイが窓際の1番後ろとその前だから、みんな知らんぷりした顔してるし…

ちょうどいいのかもな…
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