わたるんといっしょ


残酷な真実が突きつけられる。


こんな時こそ、私の時が止まってくれたらいいのに。


――ああ。だから。

今までのツケが回ってきたんだ。


見たくない真実から目を背けていたから、見なくなってしまった現実(真実)を自分勝手に解釈していた。


例えるならば、砂時計。

単体では、時は流れず――


「おいてけぼり」


誰も私を見てくれない世界。


「渉くん……」


それでも、“私の現実逃避に付き合ってくれた彼”を思う。


「渉くんは、笑ってくれなきゃね」



“これから先”――


「もう、私は……」


――あなたの傍にいられないけど、もういいんだ。


遅かれ早かれ、なんだから――


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