わたるんといっしょ


「人間にしたら、先生はオバサンって歳なんだものね。物忘れ激しいのも、そのせいか」


「ちょっと、あなたねぇ……!」


さすがにそこまで言われる筋合いはないと、物言うテレサに――青年は手を伸ばした。


「一生独り身の、つまらない女だよね、先生は」


「なっ」


弄ぶような青年の指がテレサの首筋を這う。


「魅力なし、秀でた容姿でもない。それにますます老け込む――醜くなる予定なんだから、大変だよね」


「っっ、その歳になっても、まあだ小学生レベルの授業を受けたいのかしらっ!」


愛の鞭ならぬ愛のこん棒といったところか。首筋にある手を叩こうとして。


「先行き不安なら、いっそここで死んじゃいなよ」


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