わたるんといっしょ


透明な羽を羽ばたかせるちびっこ。冷酷ながらも、見た目としゃべり方によって怒るに怒れないという、このジレンマ。


「やらしいメで、ワタシをビョウシャしないでよー。ヘンタイしゃん」


……、ぶちっ。


「何が切れた音ですか……」


「キれるも何も、ねえぇ」


『躾がなっていない妖精に怒らずして、どうしろと言うのだ』


人をヘンタイしゃん呼ばわりするようなちびっこは、お仕置きするしかないのです。


幼女だからと全てが許されるわけがないので、お仕置きタイムスタート。


「やー、ぃやりゃー!」


むんずっとテレサに掴まれた妖精の悲鳴。


「あなたからは、涙をちょうだいしなくちゃねー」


「パパー、たしゅけてー!」


「もう、泣いているんですが……」


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