わたるんといっしょ


ピクシー滞在一時間で、もう一週間分の相手をしていると思えた。……疲れる。


「美女って、僕は男ですがね」


要領を得ない上に暴言だらけのフリージングピクシーは、単に幼いだけにせよ。親としては、もう少し柔らかい性格になってほしいものだ。


「ビケイだー。でもワタシいがいのピクチーにくらべちゃら、パパはビジョだねっ。おとこにまけるにゃんて、おんにゃすてちゃえば、いいにょにー。いきててはずかちくないのかなぁ、おとこよりもきちゃないガンメンのぶしゅピクチーは」


性格改善には、長い月日がかかりそうだと、肩を落とす。


「――って、ピクシーさん。あまり飛び回っては危ないですよ」


最初は渉にくっついていたが、散歩がてらに山間を歩けば、時折ピクシーは羽をばたつかせて、渉から離れて行ってしまう。


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