わたるんといっしょ
「しょもしょも、ワタシのナイスバディを、ウスラーがみりゅなっ」
「辛辣な妖精さんだことで……。にしても、珍妙ですねぇ。いやぁ、世界は広いと言いますが、まさか日本で妖精さんに会えるとは思いませんでしたねぇ」
「このピクシーは、この世界の人ではないと言いますか。僕も今日、初めて呼んだもので、あまり分かりませんが」
見ないのは当たり前だと付け足しておく。
話の内に、コーヒーとココアが運ばれてきた。
ブラックのまま飲む川堀から、スプーンを借りて、ココアを掬い、ピクシーに飲ませることをやりながら。
「あの、本当に良いんですか。奢ってもらうだなんて」
遠慮がち少年に、川堀は柔和な笑顔を作る。