わたるんといっしょ
「一旦、帰ったみたいですよ」
「おうよっ、また俺様への供物がために奔走してるぜ、あのバカどもはよぅ!」
「溝出さん、やっぱり……特別賞なんか入ってないんじゃ」
「ち、ちち、ちげーし!俺がそんなズルするわきゃねえだろぅ!いちゃもんつけてんじゃねえよ、この日のためにこつこつクジを千枚作った俺の努力にケチつけんなってんだ、てやんでぇ!」
「……」
入ってないな、確実に。と確信したわたるん。
なれば自分は何をすべきなのかと思い。
「もうやめましょう、溝出さん。そうして、そのお金は返すべきです」
誠実わたるんは健在なり。
「ェアーン?舎弟一号風情が、俺に口出すんか、おい、あんちゃんよぅ?」
「その肩書きも健在ですか……。とかくも、あまり悪さをしては、冬月君たちに怒られますよ」